vol.079 債権回収会社(サービサー)を利用した企業再生
vol.074 贈与税の配偶者控除の添付資料の見直し
vol.070 合併で注意したい消滅会社の事業目的
vol.017 投資の目線で事業継続を判断する
このたび株式会社レガシィのご協力により、 中小企業の『倒産防止総点検』をテーマとする講演DVDが完成いたしましたので ご案内させていただきます。
経営危機回避の要諦に“テータに基づく予測”と“早期発見・早期対策”が思い浮かんできますが、特に財務面において耐力がない小規模企業にとっては、経営危機が露見してから慌てて対策を施したとしても、すでに間に合わない状況になっている場合がほとんどです。 また、小規模企業の経営者は、法人の負債と個人資産が連帯保証人という契約によって見えない固い鎖で拘束されている現実の中において、『家族を守る経営』を維持し続けるには、強靱な『精神』と、きめ細やかな『透視眼』を持つ必要があるのではないでしょうか。 それでは“経営危機の兆し”はどのようにすれば発見できるのでしょうか。 川を上る舟、下る舟、止まっている舟、三つの舟から眺める月がそれぞれ三通りの見え方があるという『一月三舟』という言葉があるように、私たちは全く同じものを見ていても、経験、立場、生い立ちなどによって感じ方や問題意識の違いが生じていることをしばしば体験させられます。 社長、役員、社員、お客様、仕入先、銀行、友人、そして家族が気がついているどんな些細な事柄でも、経営者は積極的に耳を傾けていくことが大切で、会社の経営そのものをデスクローズ(公開)することによって、経営者の周囲にいる人たちが各々の視点で会社を観るようになり『“経営リスク”の芽』を、早期に取り除くことができるのではないでしょうか。
『企業再生支援チーム』の司法書士の報告によると、中小企業経営者が会計事務所に望むことは…… @運転資金など資金繰りの相談に乗ってほしい A借入金の返済についての相談 B新たに借り入れできる金融機関の紹介 C事業を売却する相談に乗ってほしい D会社を清算するための方法指導、 ……が代表的なものだということです。 @〜Dのどの内容をみても深刻さがうかがわれ、一刻も早く次の一手を打たなければならないことばかりであります。