インターネット・ショッピングが大きく成長し売上が急増しています。いまでは、中学生や高校生までもがインターネットを当たり前のように活用する世の中になりました。社会人になり…大学生になり…ひとり1〜2枚ぐらいはカードを所持しているのではないでしょうか。ネットのプロバイダーとの契約は、カードを持っていなければ出来ないと思っている人がほとんどです。だから…すぐに「カード」を作りたくなります。
初めは預貯金口座の入出金のための「銀行系カード」でしょう。給料が銀行口座に振り込まれるのが当然になっていますから、仕事が終わってからの入出金には大変便利ですし、必要不可欠です。ところが…、その銀行系の預金口座に対して貸付枠が付いて、20万円ぐらいは借入ができるようになります。預金が少なくなっても借りられるシステムにいつの間にか入ってしまいます。
次にショッピングのための「信販系カード」です。買い物を繰り返すうちに少しずつ「ポイント」が貯まりますから、ポイントで気に入った商品と交換するのも楽しみになってきます。さらに繰り返しカードを利用してきちんと決済していると…利用明細書を見ると「限度額アップ」になっています。初めは10万円の限度枠だったのが20万円になり…30万円になり…50万円になり…100万円になっていきます。
確かに収入も少しずつ上がっていきますから…ある程度までは個人としての資金繰りはできるのでしょうが…毎月のように20万円を超える決済をしている人もいますから資金繰りが大変だと思います。「信販系カード」の「キャッシング・サービス」は、サラ金利用の「登竜門(?)」です。困ったものです。
買い物をしすぎて資金繰りがきつくなると「限度枠」の範囲で現金を手にすることができます。日々の生活費を一時的に賄うつもりで借りたのに…決済の日が近づくと給料だけでは足りないことに気がつくのです。
近づいてくる「信販カード」の決済額が、もらう給料だけでは足りないと分かると慌てて「サラ金カード」をつくるようになります。
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