問題をかかえて多くの方が相談に来られますが、大きく分けて2通りのケースがあります。
あれよあれよという間に問題がドンドン片付き、サッサと再起して次の仕事に取りかかっている人。また、いつまでたっても資料が整わず、ダラダラと時間だけが過ぎ一向に問題が片付かないまま自分では始末がつけられず、家族全員を巻き添えにしている人。
少々残酷な内容ですがこんな話があります。
ここに2匹のカエルがいます。そして目の前には火を入れた2つのコンロがあります。
そして…1つのコンロの上に「A」の鍋を置きます。「A」の鍋には冷水が入れてあり、そこに1匹のカエルが泳いでいます。スイスイと心地よさそうに泳いでは…また一休み…の動作を繰り返しています。
さて、もう1つのコンロの上には「B」の鍋が乗せられています。ずいぶん前からコンロの上に乗せられていたのでグラグラとお湯が沸騰しています。そしてその沸騰状態の「B」の鍋にカエルを入れます。……。さぁ!それから…15分後が経ちました。どちらのカエルが生きているでしょうか?……と云うお話です。
答えは「B」の沸騰状態の鍋に入れられたカエルが生きていたと云うことです。
熱湯に入れられたカエルは、あまりの暑さに驚き瞬発的に鍋の外に飛び出したことによって生きていたと云うことです。鍋で活きエビを茹でる時には鍋から飛び出さないようにすぐに蓋をしていますが、まさにカエルの例と同じことです。
それでは「A」の鍋でスイスイと涼しげに泳いでいた蛙はどうなったのでしょう。はじめは冷水でしたが、徐々に水温が上昇して日向の水溜まりのような温度になります。カエルは少しずつ水温に慣れていくので、初めのうちは動きに大きな変化も見られません。 しかし、やがて冷水がぬるま湯となり、更に温度が上昇してある温度をすぎるころになると、カエルは必死にもがくように鍋の中で動き回るとのことです。
そして、高い湯温によって筋肉の細胞組織が破壊され、カエルは動けなくなり間もなく死んでしまったとのことです。(いつもは自分で確認しないと気が済まないのですが…この事例ばかりは実験はできませんでした。教えていただいた話で恐縮ですがエビの例で自分なりに十分に納得できています。)
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